私は京都で高校生の時に「嵯峨御流いけばな」に出会いました。
その後、結婚、育児、仕事などで途中でお休みすることもありましたが、
ずっと続けています。
20代半ばで師範の免許をとり、生徒さんに教えるようになりました。
昨年の師範のお披露目会で、生徒さんが師範免許を取得し、
大勢の先生方の前で謝辞を読み、誇らしかったです。
生徒さんも長い方は20年以上の方もあります。出産、家庭の事情などで
お目にかかれない時期は、淋しかったけれど、復活して続けてくださり
有難い気持ちでいっぱいです。
あなたも忙しい日々の中で、ふと立ち止まりたくなる瞬間はありませんか?
私がいけばなを続けてこられたのは、そんな「静けさの時間」が欲しいとき、花を活けたいと思ったからだと思います。
「嵯峨御流(さがごりゅう)」という流派について説明させていただきますね。
京都・大覚寺を家元とし、平安時代の嵯峨天皇が大沢池で花をいけられたことが始まりとされる、由緒ある流派です。
自然の美しさを尊び、草木の“いのち”に心を寄せていける…そんな奥ゆかしさが、嵯峨御流の魅力です。
大覚寺は、今も静寂に包まれた気高い空気が漂う場所。
伽藍を歩くと、まるで時が巻き戻ったような気持ちになります。
そこで生まれた花の文化は、「ただ美しく飾る」ことではなく、「心を映す」こと。だからこそ、いけばなには、その人の今の気持ちがにじみ出るのです。
花材を選ぶ時間、枝を切る時の音、花がスッと器におさまる瞬間…。
どれも心が整っていくような感覚があります。

忙しい最中の方も、40代を過ぎて、子育てや仕事にひと区切りついた方も、
自分のための時間を大切にしたくなるもの。
もし、どこかで「自分を整える習いごと」を探しているなら、いけばなは本当におすすめです。
季節の移ろいに寄り添いながら、自分の心と静かに向き合うひととき。
そんな花の時間を、あなたも暮らしに取り入れてみませんか?



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